「大衆演劇に興味があるけれど、何から始めればいいのかわからない…」という初心者の方に向けて、観劇の基本や心得をまとめました。初めての舞台を目いっぱい楽しむために、ぜひ参考にしてみてください!
大衆演劇を初めて見る方必見!押さえておきたいポイントと楽しみ方
大衆演劇とは?基本を知ろう
大衆演劇とは、江戸時代から続く演劇ジャンルの1つです。主な演目は、劇団による時代劇を主軸に置いた演劇やパフォーマンスになります。
劇団の多くは家族経営ですが、家族以外で構成されたところも少なくありません。公演場所は日本全国各地にある劇場や健康ランド等にて、お盆・お正月問わず、ほぼ毎日公演されています。
そして大衆演劇の魅力は、観客との距離が近く、役者との交流が盛んなのも魅力のひとつです。
劇場の選び方と観劇マナー
大衆演劇を観るには、全国の専用劇場や温泉公演などをチェックしましょう。
チケットは当日券が基本ですが、人気公演は予約が必要な場合もあります。観劇マナーとして、大声での私語を控え、動画撮影や録音は禁止されていることが多いので注意が必要です。
写真撮影は許可している劇団もあるので、事前アナウンスを聞いて楽しみましょう。
ドレスコートは動きやすく、座っていても疲れにくい服装でOK。
また、劇場内は空調が効いているため、薄手の上着やストールなどがあると安心です。
見どころ解説!大衆演劇の魅力

大衆演劇の楽しみ方は、芝居・舞踊ショー・口上の三部構成で楽しむことができます。
芝居は人情劇や時代劇が多く、役者の演技力に注目。
舞踊ショーでは、日舞か洋舞がベースですが演歌・歌謡曲・民謡、J-POPやK-POPが用いられることも。役者は絢爛豪華な衣装に身を包み、観客達を別世界へと誘います。
時には派手なライティングとダンスを組み合わせ、数万人規模のアリーナライブにも負けないほどの、華やかなショーを繰り広げてくれます。
また、口上では劇団の個性が発揮され、観客とのやりとりも楽しめたりと
公演時間は約3時間あり、途中休憩を挟みながらリラックスした雰囲気で楽しめます。
また、大衆演劇といえば“おひねり”という形で役者に思いを伝え、送り出しの際には役者と直接触れ合える場面も。
最近では「推し活」なんて言葉もありますが大衆演劇にもそれは通用すると思います。
素敵な役者様が数多くいるので「推し 」を見つけて楽しむのも大衆演劇の楽しみ方の一つです。
分かりやすい内容の演劇
大衆演劇は、演劇も見どころです。演目は、人情物・任侠もの・勧善懲悪など様々。基本的に分かりやすい内容が多く、演劇初心者でも楽しめる内容になっています。
大衆演劇の演目は、挙げるときりがありません。有名どころは、映画やドラマ化にもなった「国定忠治」。何度も映画やドラマ化された「瞼の母」も、大衆演劇の定番演目の1つです。
他にも時代劇でお馴染みの「遠山の金さん」「丹下左膳」。「四谷怪談」といった、怪談物も演目に含まれています。
先ほど取り上げた舞踊ショーも含め、演目は日替わりで上演しているので、劇場に通えば通うほど楽しむことができます。
大衆演劇出身の有名人
大衆演劇のみどころ!分かりやすい内容の演劇
大衆演劇役者の中には、誰しもが知る有名人もいらっしゃいます。
筆頭に挙げられるのは、梅沢富美男さんでしょう。今でこそバラエティー番組の常連ですが、かつては「大衆演劇の革命児」と呼ばれるほどの人気を博していました。
他にも、映画やドラマにひっぱりだこで「流し目王子」の異名を取る早乙女太一さん。
「水戸黄門」「暴れん坊将軍」等の名作時代劇に出演した、沢竜二さん。
NHK連続テレビ小説「おちょやん」で、女形の役者・漆原要二郎役を演じた大川良太郎さんも、大衆演劇出身です。
もっと楽しむ!観劇後の楽しみ方
観劇後は、劇団のSNSをフォローしたり、ファン同士の交流を楽しむのもおすすめです。
劇団によっては、応援グッズの販売やファンイベントが行われることも。
「大衆演劇とは?エンタメの究極系!」のまとめ
大衆演劇は、全ての「楽しい」が詰め込まれた最高のエンターテイメントです。絢爛豪華なパフォーマンスと、物語の世界へと誘われる演劇。初心者から上級者まで、楽しめるようになっています。
しかも料金はかなり安く、2,000円前後(※劇場によります)あれば十分でしょう。安価で最高が味わえるエンタメこそが、大衆演劇なのです。
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