2025年9月26日(金)EXPO2025 大阪・関西万博にて「電脳和風Week 呉服座PRESENTS 劇団美山公演」が行われました。
大阪・関西を拠点に活動する大衆演劇の人気劇団「劇団美山」による特別公演は、日本の伝統文化を世界へ発信する場として注目を集め、多くの観客を魅了しました。
本記事では、公演内容や会場の雰囲気、観客の反応をレポート形式でお伝えしつつ、大衆演劇が持つ魅力や万博での意義について解説していきます。

大阪・関西万博で大衆演劇「劇団美山」が公演

大阪・関西万博は世界中の国々が集まり、未来社会の姿を発信する一大イベントです。
その中で、地域の文化や芸能を世界に紹介するプログラムも多数組まれています。
その一つが「大衆演劇」
日本全国で約90の常設劇場があり、そのうち37が大阪・関西に集中していることからも、この地域が大衆演劇の一大拠点であることがわかります。今回の劇団美山公演は、そんな伝統文化を世界の来場者に体感してもらう絶好の機会となりました。
劇団美山とは?人気と実力を兼ね備えた劇団

劇団美山は、数ある大衆演劇の中でも特に人気の高い劇団です。総座長の里美たかしを中心に、迫力ある舞台と華やかな和装舞踊で観客を魅了してきました。
劇団の特徴は、ストーリー性のある芝居だけでなく、歌や踊りを交えた多彩な演出にあります。初心者でも楽しめる分かりやすさと、リピーターを生む深い魅力を兼ね備えている点が、多くのファンに支持されている理由です。
9月26日開催「電脳和風Week 呉服座PRESENTS 劇団美山公演」レポート

ノンバーバルで魅せる和装舞踊






今回の万博公演では、日本語がわからない海外の来場者でも楽しめるように、言語を使わないノンバーバル演出が取り入れられました。和装の舞踊や舞台の所作を通して、言葉を超えた表現が実現され、観客からは大きな拍手が送られていました。
津軽三味線・太鼓演奏との豪華コラボ
さらに、公演を彩ったのは、津軽三味線奏者・匹田大智さんと、迫力ある太鼓演奏者による生演奏です。力強い和楽器の響きと華やかな舞踊が重なり合うことで、会場全体に熱気と一体感が生まれました。伝統芸能同士のコラボレーションは、国内外の観客にとって大きな見どころとなりました。
観客の声とSNSの反響


公演後、SNSには多くの感想が投稿されていました。
「美山万博凄まじく良かった♥️」
「こないだの恋川万博もめっちゃテンション上がったけど、今日は今日で最高!」
「ニコニコ笑顔のたかし総座長カッコ良すぎ👍」
といった声が並び、観客の興奮ぶりが伝わります。現地での熱気がそのままSNSを通じて広がり、大衆演劇の魅力をさらに多くの人に届けることになりました。
9月8日開催「龍王祭」も話題に

9月26日の劇団美山公演に先立ち、9月8日には「龍王祭」と題した大衆演劇の祭典も開催されました。会場はフェスティバル・ステーションで、劇団美山と桐龍座恋川劇団が共演。
ノンバーバルの和装舞踊を中心にした構成で、国内外の観客を圧倒しました。さらに会場限定のグッズ販売も行われ、ファンにとっては忘れられない一日となったようです。
呉服座と大衆演劇の歴史
今回の公演を支えた呉服座は、明治25年に創設された歴史ある劇場です。歌舞伎や落語、漫才など幅広い演芸を行ってきましたが、映画やテレビの普及により一時衰退。しかし平成22年に復活を遂げ、池田市や梅田を拠点に再び大衆演劇の魅力を発信しています。こうした背景があるからこそ、今回の万博公演には「伝統を未来へつなぐ」という強い意義が込められているのです。
大阪・関西万博で伝統文化が果たす役割
大阪・関西万博は、未来の社会を提示するだけでなく、地域文化を世界に広める重要な舞台でもあります。大衆演劇のように長い歴史を持つ文化が、最新の舞台演出と融合して発信されることで、新しい価値を生み出します。海外からの観客にとっても、日本の文化を知るきっかけとなり、文化交流の場としての意義を果たしています。
劇団美山の今後の公演予定は?

劇団美山は今後も各地で公演を予定しています。2025年のスケジュールは公式サイトやSNS(劇団美山X・Instagramなど)で随時更新されていますので、気になる方はチェックしてみてください。大阪万博での熱演をきっかけに、大衆演劇に初めて興味を持った方も、ぜひ今後の舞台に足を運んでみてはいかがでしょうか。

まとめ


2025年9月26日に大阪・関西万博で開催された「電脳和風Week 呉服座PRESENTS 劇団美山公演」は、国内外の観客に大衆演劇の魅力を伝える貴重な舞台となりました。ノンバーバルの和装舞踊、三味線や太鼓とのコラボレーション、そしてSNSでの熱い反響からも、その盛り上がりが伝わります。
加えて、9月8日の「龍王祭」と合わせて、大阪・関西万博が伝統文化を世界へ発信する大切な役割を果たしていることがわかります。
大衆演劇や劇団美山に興味がある方はもちろん、万博に訪れる予定の方も、こうした文化プログラムを通じて日本の魅力を再発見してみてください。

コメント